・バージョン |
アンドロイドOSにもバージョンが存在します。
Ver |
コードネーム |
特徴 |
1.5 |
Cupcake |
Linuxカーネル 2.6.27 |
1.6 |
Donut |
Linuxカーネル 2.6.29 |
2.0/2.1 |
Eclair
|
Linuxカーネル 2.6.29
Microsoft Exchange サポート |
2.2/2.2.3 |
Froyo
|
Linuxカーネル 2.6.32
Dalvik VM にJITコンパイラを搭載
JavaScript V8を搭載
OSでのテザリング対応
Adobe Flash対応
|
2.3/2.3.7 |
Gingerbread
|
Linuxカーネル 2.6.35
NFC(近距離無線通信)対応
SIPの標準サポート |
3.0/3.1/3.2/3.2.6 |
Honeycomb |
Linuxカーネル2.6.36
タブレット用OS |
4.0/4.0.4 |
IceCream sandwich |
スマートフォンとタブレットと統合 |
4.1/4.3.1 |
Jelly bean |
|
4.4/4.4.4 |
KitKat |
|
5.0/5.1.1 |
Lolipop |
64bit対応 |
6.0/6.0.1 |
Marshmallow |
|
7.0/7.1.1 |
Nougat |
|
8.0/8.1 |
Oreo |
|
9.0 |
Pie |
|
|
・APIレベル
|
Androidには、プラットフォームバージョン以外にもAPIレベルというものが存在します。
APIレベルはフレームワークのリビジョンを指定します。
基本的に上位互換が保たれていますので、レベル4で開発すると
多くの端末で動くアプリを作成できます。
バージョン |
APIレベル |
1.0 |
1 |
1.1 |
2 |
1.5 |
3 |
1.6 |
4
|
2.0 |
5 |
2.0.1 |
6 |
2.1 |
7 |
2.2 |
8 |
2.3 |
9 |
2.3.3 |
10 |
3.0 |
11 |
3.1 |
12 |
3.2 |
13 |
4.0
4.0.2 |
14 |
4.0.3 |
15 |
4.1
|
16
|
4.2 |
17 |
4.3 |
18 |
4.4 |
19 |
4.4W |
20 |
5.0 |
21 |
5.1 |
22 |
6.0 |
23 |
7.0 |
24 |
7.1 |
25 |
8.0 |
26 |
8.1 |
27 |
9.0 |
28 |
|
・開発
|
Androidの開発は、Eclipseを使って行います。
そのため開発環境としては、Windows、MacOS X、Linux上で行います。
開発に必要なソフトは下記の通りです。
ソフト |
インストール手法 |
Eclipse |
Eclipse IDE for Java Developersを
ダウンロードしてインストールしてください。 |
Android SDK |
Android
Developerサイトからダウンロードしてください。 |
ADT(Android Develoer Tools)
Eclipse プラグイン |
Eclipseの 「Help」
→ 「新規ソフトのインストール」 からインストールしてください。
Name ・・・ Android Plugin
Location ・・・
https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/ |
まず、Eclipseに対してAndroid SDKのパスを設定します。
・ 「ウィンドウ」 → 「設定」 → 「Android」 → 「SDK ロケーション」 に対して、
Android SDKのパスを設定します。
また、Xperia用のエミュレータは下記URLにあります。(アカウントの登録が必要)
http://developer.sonyericsson.com/wportal/devworld/search-downloads/docstools/android?cc=gb&lc=en
”Sony Ericsson XperiaTM X10 add-on for the Android
SDK”をダウンロードし、
add-onsディレクトリにコピーします。
「ウィンドウ」 → 「Android SDK and AVD Manager」を選択し、
ダイアログ内のリストで「Virtual Devices」を選択して、「新規」 をクリックし AVDを作成してください。 |
・App Inventor for Android
|
プログラムをあまり知らない人でもAndroidアプリを作成できるツールで下記で構成されています。
ソフト |
概要 |
App Inventor Designer |
WEBブラウザ上で画面をデザインします。
Mozilla Firefox 3.6以上
Safari 5.0以上
Google Chrome 4.0以上
Internet Explorer 7以上 |
App Inventor Blocks Editor |
アプリケーションの挙動を実装します。 |
Google App Inventor Server |
上記2つのツールを同期してアプリケーションを生成します。 |
Android Emulator |
アプリケーションをテストします。 |
→AppInventor はGoogleでの開発は停止しています。(2012/8)
|
・開発手法 |
アンドロイドアプリを開発するための手法は主に下記3通りあります。
手法 |
解説 |
HTML5
|
HTML5/CSS/JavaScriptを利用した開発です。
iPhone/iPad/PC等他のハードウェアでも動作することが多いです。
|
ネイティブ
|
Javaを使った開発です。
|
ハイブリッド |
HTML5とネイティブの中間に当たります。
フレームをネイティブで作っておいて、
中身をHTML5で作ります。 |
|
・開発手順 |
Eclipseから新規プロジェクトを作成する際、
Eclipseのバージョンによって入力画面は違いますが、
下記の入力を求められます
項目 |
解説 |
Project name |
プロジェクトの名前です。
Eclipseのプロジェクト一覧に表示される名前であり、
アプリケーションの名称ではありません。 |
Build Target |
アプリケーションが動作するAndroidのバージョンです。
|
Application name |
Android Home画面に表示されるアプリケーションの名称です。
|
Package name |
アプリケーションのパッケージ名称です。
自分のドメインを使うのが慣例ですが、
他と混同の恐れがなければよいです。 |
Create Activity |
一般的なアプリケーションであれば、
チェックボックスをONにして、
かつ名称はプロジェクト名称と合わせるのが慣例です。 |
Min SDK Version |
SDKのバージョンの数字を入力します。
Buildターゲットで選んだ番号を入れておけば間違いありません。 |
ウィザードが完了すると下記が自動的に生成されます。
項目 |
解説 |
src |
アプリケーションのソースコードを格納します。 |
gen |
自動的に生成されます。
普通は触る必要はありません。
|
Android???? |
????はワイルドカードを表しています。
これも自動的に生成され触る必要はありません。
|
res |
リソースファイルを格納します。
|
Drawable
|
アプリのデフォルトアイコンが入っています
|
layout
|
ユーザインターフェース画面のレイアウト定義が入っています。
|
value |
文字列を入れてソースコードと分離します。 |
|
・NDK(Native
Development Kit) |
Javaではどうしても速度が出ない場合等に利用します。
NDK単独では利用できません。
2013年3月9日現在下記URLからダウンロードでき、
最新バージョンは「r8d」となります。
http://developer.android.com/tools/sdk/ndk/index.html
ただしNDKを実行するためには、
Cコンパイラ(gcc)やmakeコマンドが必要となるため、
通常のWindows環境ではできず、
Cygwin等のユーティリティをインストールする必要があります。
|
・コンポーネント |
Androidアプリケーションは、複数のコンポーネントから構成されており、
コンポーネントは4種類あります。
コンポーネント |
解説 |
アクティビティ |
ユーザインターフェースを持った実効単位です。
1つのアプリケーションは複数のアクティビティを持てます。 |
サービス |
ユーザインターフェースを持たず、
バックグラウンドで動作します。
|
ブロードキャストレシーバ |
ユーザインターフェースを持たず、
受信したブロードキャストによってアクティビティを起動したり、
通知マネージャを使って画面に何かを表示したりします。
|
コンテンツプロバイダ |
アプリケーションが管理しているデータを
他のアプリケーションからも使えるようにする機能です。
|
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・単語集 |
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