疑問解決(Androidアプリの開発)

2019/1/25

Androidアプリを開発しよう

・バージョン
アンドロイドOSにもバージョンが存在します。
Ver コードネーム 特徴
1.5 Cupcake Linuxカーネル 2.6.27
1.6 Donut Linuxカーネル 2.6.29
2.0/2.1 Eclair
Linuxカーネル 2.6.29
Microsoft Exchange サポート
2.2/2.2.3 Froyo

Linuxカーネル 2.6.32
Dalvik VM にJITコンパイラを搭載
JavaScript V8を搭載
OSでのテザリング対応
Adobe Flash対応

2.3/2.3.7 Gingerbread
Linuxカーネル 2.6.35
NFC(近距離無線通信)対応
SIPの標準サポート
3.0/3.1/3.2/3.2.6 Honeycomb Linuxカーネル2.6.36
タブレット用OS
4.0/4.0.4 IceCream sandwich スマートフォンとタブレットと統合
4.1/4.3.1 Jelly bean  
4.4/4.4.4 KitKat  
5.0/5.1.1 Lolipop 64bit対応
6.0/6.0.1 Marshmallow  
7.0/7.1.1 Nougat  
8.0/8.1 Oreo  
9.0 Pie  

・APIレベル

 Androidには、プラットフォームバージョン以外にもAPIレベルというものが存在します。
 APIレベルはフレームワークのリビジョンを指定します。
 基本的に上位互換が保たれていますので、レベル4で開発すると
  多くの端末で動くアプリを作成できます。
バージョン APIレベル
1.0 1
1.1 2
1.5 3
1.6

4

2.0 5
2.0.1 6
2.1 7
2.2 8
2.3 9
2.3.3 10
3.0 11
3.1 12
3.2 13
4.0
4.0.2
14
4.0.3 15
4.1
16
4.2 17
4.3 18
4.4 19
4.4W 20
5.0 21
5.1 22
6.0 23
7.0 24
7.1 25
8.0 26
8.1 27
9.0 28

・開発

 Androidの開発は、Eclipseを使って行います。
 そのため開発環境としては、Windows、MacOS X、Linux上で行います。
 開発に必要なソフトは下記の通りです。
ソフト インストール手法
Eclipse Eclipse IDE for Java Developersを
ダウンロードしてインストールしてください。
Android SDK Android Developerサイトからダウンロードしてください。
ADT(Android Develoer Tools)
Eclipse プラグイン
Eclipseの 「Help」
   → 「新規ソフトのインストール」 からインストールしてください。
 Name   ・・・ Android Plugin
 Location ・・・ https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/

 まず、Eclipseに対してAndroid SDKのパスを設定します。
  ・ 「ウィンドウ」 → 「設定」 → 「Android」 → 「SDK ロケーション」 に対して、
   Android SDKのパスを設定します。

 また、Xperia用のエミュレータは下記URLにあります。(アカウントの登録が必要)
 http://developer.sonyericsson.com/wportal/devworld/search-downloads/docstools/android?cc=gb&lc=en
 ”Sony Ericsson XperiaTM X10 add-on for the Android SDK”をダウンロードし、
 add-onsディレクトリにコピーします。
 「ウィンドウ」 → 「Android SDK and AVD Manager」を選択し、
 ダイアログ内のリストで「Virtual Devices」を選択して、「新規」 をクリックし AVDを作成してください。

・App Inventor for Android

 プログラムをあまり知らない人でもAndroidアプリを作成できるツールで下記で構成されています。
ソフト 概要
App Inventor Designer WEBブラウザ上で画面をデザインします。
 Mozilla Firefox 3.6以上
 Safari 5.0以上
 Google Chrome 4.0以上
 Internet Explorer 7以上
App Inventor Blocks Editor アプリケーションの挙動を実装します。
Google App Inventor Server 上記2つのツールを同期してアプリケーションを生成します。
Android Emulator アプリケーションをテストします。

→AppInventor はGoogleでの開発は停止しています。(2012/8)
 
・開発手法
アンドロイドアプリを開発するための手法は主に下記3通りあります。
手法 解説
HTML5
HTML5/CSS/JavaScriptを利用した開発です。
iPhone/iPad/PC等他のハードウェアでも動作することが多いです。
ネイティブ
Javaを使った開発です。
ハイブリッド HTML5とネイティブの中間に当たります。
フレームをネイティブで作っておいて、
中身をHTML5で作ります。
・開発手順
Eclipseから新規プロジェクトを作成する際、
Eclipseのバージョンによって入力画面は違いますが、
下記の入力を求められます
項目 解説
Project name プロジェクトの名前です。
Eclipseのプロジェクト一覧に表示される名前であり、
アプリケーションの名称ではありません。
Build Target アプリケーションが動作するAndroidのバージョンです。
Application name Android Home画面に表示されるアプリケーションの名称です。
Package name アプリケーションのパッケージ名称です。
自分のドメインを使うのが慣例ですが、
他と混同の恐れがなければよいです。
Create Activity 一般的なアプリケーションであれば、
チェックボックスをONにして、
かつ名称はプロジェクト名称と合わせるのが慣例です。
Min SDK Version SDKのバージョンの数字を入力します。
Buildターゲットで選んだ番号を入れておけば間違いありません。

ウィザードが完了すると下記が自動的に生成されます。
項目 解説
src アプリケーションのソースコードを格納します。
gen 自動的に生成されます。
普通は触る必要はありません。
Android???? ????はワイルドカードを表しています。
これも自動的に生成され触る必要はありません。
res リソースファイルを格納します。
 Drawable
アプリのデフォルトアイコンが入っています
 layout
ユーザインターフェース画面のレイアウト定義が入っています。
 value 文字列を入れてソースコードと分離します。
・NDK(Native Development Kit)
 Javaではどうしても速度が出ない場合等に利用します。
 NDK単独では利用できません。
 2013年3月9日現在下記URLからダウンロードでき、
 最新バージョンは「r8d」となります。
 http://developer.android.com/tools/sdk/ndk/index.html
 ただしNDKを実行するためには、
 Cコンパイラ(gcc)やmakeコマンドが必要となるため、
 通常のWindows環境ではできず、
 Cygwin等のユーティリティをインストールする必要があります。
・コンポーネント
Androidアプリケーションは、複数のコンポーネントから構成されており、
コンポーネントは4種類あります。
コンポーネント 解説
アクティビティ ユーザインターフェースを持った実効単位です。
1つのアプリケーションは複数のアクティビティを持てます。
サービス ユーザインターフェースを持たず、
バックグラウンドで動作します。

ブロードキャストレシーバ ユーザインターフェースを持たず、
受信したブロードキャストによってアクティビティを起動したり、
通知マネージャを使って画面に何かを表示したりします。
コンテンツプロバイダ アプリケーションが管理しているデータを
他のアプリケーションからも使えるようにする機能です。

・単語集
単語 解説




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