疑問解決(DHCP)

2007/5/21

DHCPを利用することで、IP設定の手間を簡略化しましょう。

・DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
 名前の通り、クライアントに対して自動的にIPアドレス等の設定を行うプロトコルです。

 DHCPはもともとBOOTP(BOOTstrap)を改良した物です。
 BOOTPでは単にクライアントに使用させたいIPアドレスを通知するだけでしたが、
 DHCPでは割り当てられたIPアドレスに利用可能期間(リース期間)を設けたり、
 DNSサーバやデフォルト・ゲートウェイのIPアドレスといった設定も可能です。

 Windowsのクライアント設定では、
 IPアドレスの設定で「自動的に取得する」を選択すればOKです。
・リース期間
 リース期間の機構を使うことによって、定期的にIPアドレスを再割り当てすることが出来ます。
 DHCPクライアントは、このリース期間がすぎると今割り当てられているIPアドレスを破棄し、
 DHCPサーバに対して再度割当要求を行います。
 また、クライアントはリース期間終了前に、IPアドレスが不要になれば返却(リリース)することもできます。
 こうする事によって、最小限のIPアドレスで効率的に運用できます。

 ただし、Windowsはシャットダウンしても、リリースするとは限りません。
 リース期間が訪れるまではリリースせずに、起動時にリース期間を過ぎていたらリース延長要求を行うようです。

 このため、IPアドレスが足りないということが起こったら、
 リース期間の短縮を考えた方が良いかもしれません。
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