・概要
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PDFのページでも軽く触れていますが、
GhostscriptはフリーのPostScript互換インタープリタで、下記用途で使用します。
・PostScriptをラスタ画像に変換
・PostScriptをPDFに変換
・PostScriptの実行環境 |
・ライセンス
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Ghostscriptは、ライセンス形態の違いにより、下記2種類が存在します。
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種別 |
解説 |
AFPL Ghostscript
(旧 Aladdin Ghostscript) |
Aladdin Free Public License
商用での変更・再配布は制限されています。 |
GPL Ghostscript
(旧 GNU Ghostscript) |
GPL ライセンス
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・実行ファイル
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私は、Windows環境で使用していますので、
このページはWindowsに関して述べます。
Windows環境下でインストールを行うと、下記2種類のExeがインストールされます。
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種別 |
解説 |
gswin32.exe |
ウィンドウアプリケーション |
gswin32c.exe |
コンソールアプリケーション |
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・日本語対応
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日本語フォントを使用するPDFファイルを利用するときは、
日本語版Ghostscriptを利用したほうが無難です。
私は、オリジナルのGhostscriptでは、うまく日本語ファイルをJpeg化できませんでした。
日本語版Ghostscriptの情報はこちらから取得してください。
また、変換時下記の様なエラーが出力される場合は、
"cidfmap"を編集してください。
Substituting CID font resource/Adobe-Japan1 for /MS-Mincyo.
Error: /undefinedresource in findresource |
上記 の場合は、”MS-Mincyo” が設定されているかを確認してください。 |
・コマンドオプション
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コマンドオプションは下記の通りです。
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オプション |
解説 |
-sDEVICE= |
出力デバイスを設定します。
詳細は下のデバイスリストを参照してください。
デフォルトは画面です。
入力ファイルより先に指定する必要が有ります。 |
-rXRESxYRES= |
解像度(pixcel per inch)を指定します。
XRESとYRESが同じ場合は、
単純に -rRES でOKです。
出力にイメージファイルを選択した場合は、
ラスタリングする際の解像度となります。 |
-sOutputFile= |
出力ファイルを指定します。
複数ページ有るドキュメントを1ページ1ファイルで出力することも可能です。
その際の指定は、C言語のprintfフォーマットに近いです。
-sOutputFile=ABC_p%04d.tiff
生成物 'ABC_p0001.tiff', ... , 'ABC_p0510.tiff', ... , 'ABC_p5238.tiff'
※すべてのデバイスでできるわけでは有りません。 |
-o |
簡単オプション
gs -sDEVICE=jpeg -o out-%d.jpg somefile.ps
上記は下記に等しい
gs -sDEVICE=jpeg -sOutputFile=out-%d.jpg -dBATCH -dNOPAUSE somefile.ps
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- |
パイプを使う場合には、特別な入出力ファイル名として、ハイフンが使えます。
zcat paper.ps.gz | gs -
gs -q -sOutputFile=- | lpr |
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・デバイスリスト
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コマンドオプションは下記の通りです。
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オプション |
解説 |
イメージファイル |
種類 |
解説 |
PNG |
PNGファイル形式です。
-sDEVICE=png16m -dGraphicsAlphaBits=4
-sDEVICE=pnggray -dTextAlphaBits |
JPEG |
JPEGファイル形式です。
-sDEVICE=jpeg
-dJPEGQ=N クオリティ
-dQFactor=M Qファクタ |
TIFF |
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FAX |
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BMP |
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PCX |
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PSD |
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アプリケーション |
種類 |
解説 |
PDF Writer |
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PS Writer |
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EPS Writer |
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ディスプレイ |
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MS Windows プリンタ |
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・覚書 |
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