疑問解決(ディレクトリサービス)

2007/6/4

ディレクトリサービスとは、なんでしょうか?
ちょっと複雑ですが、わかる範囲で調べてみます。
ちなみに、WindowsのActiveDirectoryもディレクトリサービスの一種です。  

・概要

 以前はコンピュータがスタンドアロンで動作していましたが、
 コンピュータが発展するに従って様々な機器がネットワークでつながるようになりました。
 そうなると、それぞれの機器で認証が必要になってきます。
 同じユーザ情報を全ての機器に設定する事は非常に手間です。
 その作業を克服するためにディレクトリサービスが出来ました。
 1箇所で認証情報を扱い、それぞの機器はその認証情報で制御すると言うものです。

 以前ディレクトリサービスにアクセスするプロトコルに、X.500という規格が存在しました。
 しかし、余りにも複雑で実装が難しいため、
 TCP上で動作する軽量なプロトコルを開発しました。
 それがLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)です。

・LDAPの基本

 LDAPは一種のデータベースと考えられます。
 レコードはエントリ、キーはDN((Distinguished Name:識別名)となります。
 LDAPがX.500準拠というのは、DNの表記方法が準拠しています。
 Tree構造になっており、cn=Taro fugo,o=hogehogeCompany,c=JP と表記しユニーク性を保ちます。
 cは国、oは組織/会社、ouはサブ組織(部、課など)を、cnで固有の名称(氏名など)を表します。

・単語帳
単語解説
BASIC認証BASIC認証とは、WEBサーバの機能で、
ディレクトリにパスワードを設定する物です。(ファイルで無い事に注意)
ただし、パスワードは暗号化を掛けずにネットワーク上を流れるため、
セキュリティ上SSLを利用して経路全体を暗号化するようにしましょう。

・覚書
 ・X.500
 ・SSL
 ・TLS
 ・Kerberos
 ・OpenSSL
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