疑問解決(LVM)

2008/1/7

LVMでディスク管理を簡単にしよう!

・概要
  LVM(Logical Volume Manager)はUnix系のOSで利用できるディスク管理ツールで、
 これを使うことによってディスク管理が容易になります。
 今までですと、OSをインストールする前にディスクに対してパーティションを切り、
 パーティションに対してディスク容量を割り当てます。
 そしてOSをインストールして運用していきますが、
 この場合、運用後ある領域のディスク容量が不足しだした時に、
 容量を確保する方法が非常に面倒です。

 LVMを使用した場合は、運用後でも動的に割当を変更できるため手軽に運用できます。
・仕組み
 LVMの仕組みを解説します。
 
 まず、ディスクにLVM用のパーティションを作成します。
 これを物理ボリューム PV(Physical Volume)と言います。
 PVを初期化すると、PV内が小さい単位に分割されます。
 この一つ一つを物理エクステント PE(Physical Extents) と呼びます。
 ただし、PE数は最大65635個までしか分割できません。
 たいてい、数M〜32M程度で分割する事が多いようです。

 そして、PEを管理単位であるボリュームグループ VG(Volume Group)に所属させます。
 VGは、違うPVのPEでも、違うディスクのPEでも良いですし、
 同じPVのPEでも、別々のVGに所属させることもできます。
 最後に、今までのパーティションに当たる論理ボリューム LV(Logical Volume)を、VGから作成します。

 運用中にLVの容量を増減できるかは、
 LVM上で運用されているファイルシステム次第です。
・ファイルシステム
 ファイルシステムとは、ディスク(詳細を言えばセクタ)をどの様に使用するかを取り決めるものです。
 マイクロソフト系であれば、FAT(12,16,32)やNTFSが有名です。
 Unix系であれば、ext2,ext3等がメジャーです。

 それぞれのファイルシステムとLVMとの関係は下記のとおりです。
LVM機能 ext2 ext3 ReiserFS XFS JFS
拡大 オフライン オンライン オンライン オンライン オンライン
縮小 オフライン オフライン オフライン なし なし
・単語集
単語 解説
ReiserFS  
XFS  
JFS  
さらに情報が欲しい方は、Google検索で  
Google
・TOPへ戻る
 

 

メールはこちらに