疑問解決(Silverlight)

2011/4/27

マイクロソフト製のFlash対抗技術です。

・概要

 2010年4月にVer.4が出ましたので、加筆・修正します。

 Silverligntは、マイクロソフト製のRIA(Rich Internet Application)です。
 つまりAdobe製Flashの対抗となる製品です。
 Flash同様ブラウザにプラグインをインストールして使います。

 2007年9月にVer1.0が発表され、
 対応プラットフォームは WindowsおよびMacで、
 対応ブラウザはInternetExplorer6/7,Firefox1.5以上、Safariでした。
 Ver1.0では、JavaScriptしか対応しておらず、、
 JavaScript以外の言語にも対応したVer1.1も計画予定でした。
 最終的にVer.1.1は正式にリリースされなかった様で、
 2008年10月にリリースされたVer.2で共通言語ランタイム(CLR)に対応しました。

 その後、2009年7月にリリースされたVer.3
 および2010年4月にリリースされたVer.4を経て大幅に機能アップしました。

 元々はWPFのサブセットとして開発していたので、
 WPF/E(Windows Presentation Foundation/Everywhere) という名称でした。

・開発環境

 開発環境は下記の通りです。

 

分野 開発ツール 参考 Flashとの比較
開発者向け VisualStudio2008(Ver.3)
VisualStudio2010(Ver.4)
FlexBuilder2以降
※4以降はFlashBuilderに名称変更
デザイナー向け ExperssionBlend Ver.3(Ver.3)
ExperssionBlend Ver.4(Ver.4)
※VisualStudio2010のみでも
 簡単なGUIは作成可能

Flash
DreamWeaver
Fireworks
etc

プレゼンテーション記述言語 XAML
(Extensible Application Markup Language)
MXML
開発言語 C#.net
VB.net
IronRuby
IronPhyton
ActionScript

 Silverlightに関するダウンロードサイトはこちらです。

 手軽にSiverlightの開発を行う際は下記を取得してください。

 

名称 詳細
Visual Wev Developer 2010 Express Webアプリ開発環境の無償版です。
Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010 Visual Studio上でSiverlightを
開発するためのアドオンです。
Silverlight 4 Toolkit 追加コンポーネントです。

 これらは個別にインストールできますが、
 マイクロソフトがこちらで提供しているWeb Platform Installer(Web PI)を利用して、
 簡単にインストールすることが出来ます。

・XAMLとプログラミング言語の関連性

  C#は触ったことがないので、プログラミング言語というのはVisualBasic(以下VB)を使うものとします。
 上記の項にも書いたとおり、
 デザインをXAML(.xaml)、プログラムをVB(.vb)で記述しコンパイルすると、
 中間ファイル(CLR)として *.g.vb とBAMLファイル が出来上がります。
 BAMLはリソースファイルとして実行ファイルに格納されます。

 また、XAMLはデザインのファイルと言いつつ、実際にはCLRのインスタンスを生成する機能を持ちます。

・単語

 

単語名 意味
WPF
(Windows Presentation Foundation)
Windows用のプレゼンテーションシステム
SilverlightはWPFのサブセットにあたります。
WPF/E
(Windows Presentation Foundation/Everywhere)
Silverlightの以前の名称です。
この名称からもWPFと関連があることがわかります。
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